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バーチャルパイプオルガン プロジェクトのサイトへ
バーチャルパイプオルガン(virtual pipe organ)
とは、いったいなんでしょう。
バーチャルパイプオルガン誕生の経緯
近年になって、パソコンが発達し、バーチャルパイプオルガンというものが、イギリス人のMartin Dydeの手で開発されました。
これは今までの電子オルガンで使われてきた発想を根底から覆すものとなりました。
このシステムはHauptwerkというアメリカの某社のソフトを介して、MIDI端子のついている鍵盤で、本物そっくりの仮想のパイプオルガンを構築するものです。
このソフトはヨーロッパ等に存在する有名なパイプオルガンを現地で一本一本丁寧にサンプリングしてファイル化したものであり、そのためパソコンの容量はメモリー2ギガ以上、32ビット以上のハイスペックを必要とするのですが、発明された当時(10年ほど前)はまだパソコンの容量が小さくてなかなか実用的ではなかったといわれます。
しかし、ここ数年、飛躍的に容量がアップし、欧米ではこのシステムを取り入れる人が増加してきました
自宅パイプオルガンが実現
要するにこのソフトがあれば、自宅のMIDI端子付の電子オルガンを使って、海外の有名なオルガンの音を、実際に鍵盤を通して演奏できるわけである。
私の場合は、1997年製のY社の(すでに陳腐化した)2段鍵盤、足鍵盤付の電子オルガンに、MIDIシーケンサーを通してパソコンで現在ヨーロッパの2つの教会のオルガンをインストールして使っている。
その音質は限りなくパイプオルガンに近く、どのメーカーの電子オルガンの音源も比較にならないほどリアルである。(実際には音源を鳴らすスピーカーに左右されるが・・・)
パソコンの画面には各教会のコンソール(演奏台)が大写しになり、その画面上のストップをマウスで選んで、音色を選択するわけであるが、ディスプレイをタッチセンサーのものにすれば、演奏者が画面上のストップをタッチすることによって、音色を選べるのでまるで自宅にパイプオルガンがあるような感じなのである。
大きなメリット
またパイプオルガンの演奏者の練習用オルガンとしては、ヘッドフォンを使って利用することも可能であり、夜間でも近所の迷惑にはならない。
さらにこのシステムを使うメリットは、一台のオルガンで、バロックオルガンやロマンティックオルガン等、曲によって使い分けが可能である。
(右図は、バーミンガムの教会の演奏台の画面です。)
画像をクリックすると拡大表示されます。
バーチャルパイプオルガンの場合は一台のオルガンで、数十台のパイプオルガンを音源として保有することが可能である。それに、オルガンが故障しない限りは新機種を導入する必要もないわけである。ただし三段鍵盤に増加する場合は、一段余分にキーボードを追加する必要があるが、私の場合はヤフーのオークションで一万円程度でMIDIキーボードを購入して利用している。
要するに安いコストでどんな電子オルガンよりも良質なオルガンを手に入れることができるわけである。
youtubeで検索すると、多くの欧米人が、バーチャルパイプオルガン(virtual pipe organ)をDIYで組み立て楽しんでいる姿が見られ、その音質の良さに驚かされる。
冨田一樹さん(27歳)が日本人で初めて、国際バッハコンクールのオルガン部門で1位という快挙を達成した事が話題になっています。
youtubeで彼の演奏が見られます。
ヴァーチャルオルガンも使っています。
更新履歴
2017年 10月15日特別篇は各論に名称を変更しました。
2017年 10月12日自分の経験を記録するために特別篇を作り始めました。
2017年 1月15日メニュー欄の動画のサイトにバーチャルオルガンのお勧めの動画を掲載しました。(自作の動画です)
2016年 8月25日富田一樹さんの動画をアップしました。
2016年 7月20日足鍵盤のmidi化のヒント動画をメニュー欄にさらに動画を追加しました。
2016年 7月19日足鍵盤のmidi化のヒント動画をメニュー欄に作りました。
2016年 2月17日製作の記録その1を開始しました。
2015年 11月5日バーチャルオルガン導入のお勧めのページを作りました。
K.Spencerのバーチャルオルガン・ツアーのページを作りました。
2015年 11月4日動画を一件アップしました。
システム構成画面をアップしました。
製作の記録をアップしました。
2015年 11月3日ホームページを作り始めました。